HOME作品情報>王妃の紋章

王妃の紋章

作品情報

北京五輪の開会式/閉会式そ総合演出を担当する巨匠チャン・イーモウ監督が、中国史上もっとも華やかな唐王朝末期の紫禁城を舞台に描く愛憎劇。
→オフィシャルサイト
[公 開 日] 2008-04-12
[ジャンル] 歴史
[原 題] Curse of The Golden Flower
[製作年] 2007年
[製作国] 香港/中国

あらすじ

中国、五代十国、後唐の時代。
《菊の節句》とも称される9月9日の重陽節―王家の人々が一堂に集まり、永久の繁栄を祈る祝祭の日を前に、遠征に出ていた王(チョウ・ユンファ)と、外地に赴いていた第二王子・傑(ジェイ・チョウ)が王宮に帰ってくる。しかし、そのめでたさとは裏腹に、王宮内に渦巻いていたのは秘密の匂いと不穏な空気……。
王と王妃(コン・リー)のあいだは、とうの昔に冷え切っており、王妃は継子である皇太子(リウ・イェ)と長年にわたって不義の関係を続けていた。一方、病気がちな王妃をことさらに気遣い、自ら腹心の宮廷医に命じて“特別な薬”を調合させる王。それを毎日、決められた時間に、決められたとおりに飲むことが、王妃に課せられた絶対の掟。
皇太子は、王妃との関係を断ち切りたいと願いながらも叶えられず、ひそかにつきあっている宮廷医の娘・蒋嬋(リー・マン)と王宮から脱出することを夢みている。
久しぶりに母親と再会した第二王子は、明らかに衰弱している母の様子を気にかけながらも、病身を押してまで一心不乱に菊の刺繍を続けるその姿に不吉な予感を覚える。
宮廷内に密偵を放ち、自分が飲んでいる薬の中身を突き止めてもなお、薬を飲むことをやめようとしない王妃の決意。密偵を務めたのは宮廷医の妻・蒋氏(チェン・ジン)。彼女にも、王に恨みを抱く理由があった。
誰もが素知らぬ顔で、表面をだけを取り繕い、それぞれ胸に秘めた策略を練り上げていく。それは、王家の中で唯一、汚れを知らない無邪気な存在に思えた第三王子も例外ではなかった……。
重陽節の夜、ついに解き放たれる黄金の一族の憎悪と陰謀。数百万の菊花に埋め尽くされた荘厳華麗な宴の夜に、国をも揺るがす惨事が起こる!

監督

キャスト

スタッフ

[音楽] 梅林茂
[脚本] チャン・イーモウ 、ウー・ナン 、ビエン・ジーホン