皮膚を売った男
作品情報
自由を求めて自らがアート作品となる契約を交わした男の運命を描き、第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた人間ドラマ。チュニジアのカウテール・ベン・ハニア監督が、理不尽な世界のありようをあぶり出す。
[公 開 日] 2021-11-12
[ジャンル] ドラマ
[原 題] THE MAN WHO SOLD HIS SKIN
[製作年] 2020年
[製作国] チュニジア/フランス/ベルギー/スウェーデン/ドイツ/カタール/サウジアラビア
あらすじ
難民の男性サム(ヤヤ・マヘイニ)は、偶然出会った現代アートの巨匠から意外なオファーを持ちかけられる。それは大金と自由を手に入れる代わりに、背中にタトゥーを施し彼自身がアート作品になるというものだった。展覧会の度に世界を行き来できると考えた彼は、国境を越え離れ離れになっていた恋人に会うためオファーを受ける。アート作品として美術館に展示され、高額で取引される身となったサムは、やがて精神に異常をきたし始める。